自由民主党所属の衆議院議員の下村博文(しもむら はくぶん)さん。
小学生の時に父親を亡くし、学生時代は大変な苦労をされたようです。
その経験が、政治家となる背景だったと言っても過言ではありません。
ということで今回は
- 下村博文の学歴まとめ!
- 母子家庭の貧しい経験が政治家を志すきっかけに!
ということについて書いていきたいと思います。
下村博文の学歴まとめ!
出身小学校 : 倉渕村立中央小学校、川浦小学校、東小学校、水沼小学校?
出身中学校 : 倉渕村立倉渕中学校
出身高校 : 群馬県立高崎高等学校
出身大学 : 早稲田大学 教育学部
下村博文の出身小学校
出身小学校:群馬県群馬郡 倉渕村立中央小学校、川浦小学校、東小学校、水沼小学校?
下村博文さんの出身小学校は、倉渕村立中央小学校、川浦小学校、東小学校、水沼小学校のいずれかと思われます。
はっきりとした情報はありませんでしたが、倉渕村に存在した小学校はこの4校になります。
倉渕村の人口は6000人ほどで、2006年に高崎市に編入されています。
その後4校ともすべて廃校となり、現在は高崎私立倉渕小学校に統合されました。
父親が他界し、母子家庭で育つ
下村博文さんの父親は、オートバイの飲酒運転による事故で亡くなっています。
下村博文さんがまだ小学校3年生、9歳の頃でした、
当時九歳の小学校三年生だった私に母が突然、
「父ちゃんがケガをした。病院に行ってくるからおこたに入って大人しくしてな」と告げ家を飛び出して行った。
その様子にただならぬ空気を感じた私は、何故か涙が溢れだした。
「お父ちゃんが死んだ…」引用:https://www.hakubun.biz/profile/upbringing/
当時の様子をこのように語っています。
残された家族の生活はかなり苦しかったようです。
下村博文さんには当時5歳と1歳の弟がいて、母親は3人を食べさせていくために相当な苦労をしたようです。
小学校6年生になると、下村博文さんも畑仕事を手伝うようになり、家計を支えました。
母親が寝ている姿を見たことがなかった
との発言からも、過酷な幼少時代を過ごしたことがわかります。
本の虫に
「勉強よりも食べることが何より先だった」
このような生活を送っていた下村博文さんですが、「学ぶ」ことに対する興味は人一倍強かったようです。
小遣いは無いに等しかったため、本も買えませんでした。
「家の中に自分の本は教科書以外はなかった、ギリギリの生活の中で本は贅沢だった」
そんな下村博文さんは、小学校の図書館にある蔵書をむさぼり読んだといいます。
1000冊以上の読書から、知識を得る喜びを知ったといいます。
読んだ形跡のない本がズラリと並ぶ友人の家を見て
「当たり前に本を親から与えられているからきっと本の素晴らしさがわからないのだろう」
ということにも気付いたそうです。
下村博文の出身中学校
出身中学校:群馬県群馬郡 倉渕村立倉渕中学校
下村博文さんの出身中学校は、倉渕村立倉渕中学校だと思われます。
倉渕村に中学校は1つしかないので、ほぼ間違いないでしょう。
現在は高崎市立倉渕中学校となっています。
高校進学でも学費が問題に
中学生になっても生活は苦しく、下村博文さんは新聞配達のアルバイトで家計を助けていました。
受験が近づくと、群馬県下でも有数の進学校である県立高崎高等学校を目指し必死で勉強したそうです。
猛勉強のかいあって入学試験はクリアしますが、問題となったのはやはり学費でした。
公立とはいえ、母親の収入だけで学費を支払うのが難しかったようです。
ですが「どうしても進学して学びたい」という下村博文さんの熱意に押され
「公立ならなんとかお金を出せる、でも高校まで」と
母親に高崎高校への進学を認めてもらいました。
下村博文の出身高校
出身高校:群馬県立 高崎高等学校
通称:高高(たかたか)
下村博文さんの出身高校は、群馬県立高崎高等学校です。
男子校で、県内有数の進学校でもあります。
また第67代内閣総理大臣の福田赳夫さんや、第71・72・73代内閣総理大臣の中曽根康弘さんをはじめ
多くの政治家や文化人、スポーツ選手を輩出している名門です。
下村博文さんがどうしても進学したかった理由にも、少なからず関係しているのではないでしょうか。
交通遺児育英会との出会い
下村博文さんが高校1年生の時に、交通遺児育英会による「交通遺児に対して奨学金を出す制度」がスタートします。
この奨学金を受け取ることができたこと
さらには、日本育英会の特別奨学金も受け取ることができたことで
「苦しい中でも安心して高校生活を送ることができた」
と語っています。
こういった仕組みを作っていくことが、政治の仕事なのではないか?
そう気付いた時に、下村博文さんの中に「政治家になりたい」という気持ちが芽生えたようです。
下村博文の出身大学
出身大学:早稲田大学 教育学部
下村博文さんの出身大学は、早稲田大学教育学部です。
この時期に読みあさっていた五木真之や野坂昭如など早稲田大学出身作家が一世を風靡しており、そんな文学が生まれる自由な校風に憧れたことが早稲田大学を選んだ理由だそうです。
2つの奨学金があるとはいえ、母親から学費の安い国立大学を勧められましたが、下村博文さんの気持ちは変わりませんでした。
「食べることが何より先」
という生活をしてきた中でも、実は自分の志を曲げずに生きているところが、下村博文さんの気質を表しているように感じます。
教育に対しての気付き
大学時代、奨学金で学費は賄えましたが、仕送りは当然ありません。
生活費や本を買うためにと、家庭教師のアルバイトを始めます。
家庭教師というアルバイトを経験したことで
教育の深さ、面白さを知ります。
大学4年生の時に友人たちを集め開いた塾が、現在の『博文進学ゼミ』となります。
「教育」という環境を整備していきたいという気持ちが、政治家を目指すうえで最も大きなモチベーションとなっていたようです。
まとめ
今回の記事では
- 下村博文の学歴まとめ!
- 母子家庭の貧しい経験が政治家を志すきっかけに!
ということについて書いてみました。
苦しい学生時代を送ってきたがゆえの、教育に対する考え方には感銘を受けました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!