YouTuberのヒカルさんと、元格闘家で実業家の朝倉未来さんがMCを務める起業家育成リアリティーショーの「Nontitle(ノンタイトル)」。
2024年9月現在、シーズン1からシーズン4まで放送されています。
そんな歴代ノンタイトル出場者の中で最も優秀と呼び声高いのが、シーズン1に出場した「1日で1億円売った経営者」藤巻滉平(ふじまき こうへい)さんです。
経営者としての手腕もさることながら、言語化能力の高さを参考にしたいと考えている人も多いのではないでしょうか?
ということで今回は、藤巻滉平に学ぶ
- 言語化能力が高い人の特徴
- 言語化能力を高くする方法
ということについて書いていきたいと思います。
言語化能力が高い人の特徴
藤巻滉平さんによると、言語化能力の高い人の特徴は以下の4点となります。
- 物事を構造的に理解できる
- 前提のすり合わせができる
- 主観と客観を分けて物事を話せる
- 物事の優先順位をつけられる
では1つずつ見ていってみましょう!
物事を構造的に理解できる
藤巻滉平さんは
「物事を構造的に理解できる」とは
「物事を構造的に捉え、それを因数分解すること」
と言っています。
これは一体、どういうことなのでしょうか?
「言語化能力が高い」をお題として考えてみましょう。
「言語化能力が高い」を構造的に捉えると、
まず
「頭の中に考えていることを言葉にする能力」
ということが思いつくのではないでしょうか。
ですが、その言葉が相手に伝わらなければ「言語化能力が高い」とは言えません。
ですから
「相手に理解してもらえる言葉に変換する能力」
も必要となってきます。
つまり
このような解が導き出されます。
これが「物事を構造的に理解する」ということになります。
前提のすり合わせができる
「前提のすり合わせができる」とは、一言でいうと
「誰に話すかによって、話す言葉を変えていく」
ということになります。
みなさんにも
- 同じ言葉でもいろいろな解釈ができる
- 同じ言葉でも受け取る人によって想像する内容が違う
と感じた経験があると思います。
例えば
こういった状況で、
一概に共通の趣味と括れないことがあります。
- 一方は格闘ゲームが好き
- 一方は育成ゲームが好き
ということが起こるからです。
同じ「ゲームが好き」だとしても、こういった前提に違いがあると会話に食い違いが生じてしまいます。
どのようなジャンルのゲームが好きか理解した(前提のすり合わせができた)うえで、会話できる人が言語化能力の高い人だと言えます。
藤巻滉平さんも、かつて相手にちゃんと伝わらない言葉を使ってしまっていたことがあるそうです。
IT業界出身のため、横文字多用人間だったと言います。
理解できない言葉を使われることはストレスになります。
横文字(カタカナ文字)を使いたがる人は多いですが、相手が理解できていないようであれば
「前提のすり合わせができていない」
すなわち言語化能力が低いということになってしまいます。
主観と客観を分けて物事を話せる
言い換えると、「感想なのか」「事実なのか」を判断できる能力です。
ひろゆきさんの「それってあなたの感想ですよね」という有名なフレーズがあります。
これは言い換えると「それって主観で考えてますよね」ということになります。
主観とは「好き・嫌い」という個人の意見とも言えます。
ですから上の図だと、ネット規制派の人は主観的な主張をしてしまい
「それってあなたの感想ですよね」
と一蹴されてしまったわけです。
では、主観と客観を分けて物事を話せるようにするためにはどうすればいいのでしょうか?
前述したように、まず「感想なのか」「事実なのか」を判断していきます。
前提として「主観は感想」「客観は事実」である場合がほとんどです。
図のように「私が」「3人が」「社会が」これらの誰が思っている話かによって、主観か客観かを判断しやすくなります。
つまり「言葉の主語は誰なのかを意識する」という事が重要となるのです。
この判断ができるようになると、ビジネスや議論の場でも、主観ではなく客観で話をすることができるようになります。
さらに藤巻滉平さんは、客観の中でもその事実が
- 因果関係に紐付いているのか
- 相関関係に紐付いているのか
を考える必要があると言います。
わかりやすい例がこちらになりますが
客観をさらに紐解いて
- 因果関係なのか相関関係なのか
- その度合はどのくらい強いのか
このように掘り下げて考えられる人は、言語化能力が高いと言えるでしょう。
物事の優先順位をつけられる
これは4つの特徴の中でも理解しやすいのではないでしょうか。
物事の本質となる1番重要なことをメインで話せるか、ということです。
言語化能力が低い人は、
このように、結局なにが重要なのかわかりません。
- 物事に優先順位を付けられる
- 優先順位の高いことをメインで話す
理屈は難しくありませんが、実践するのは簡単ではありません。
言語化能力を高くする方法
言語化能力が高い人の特徴を見てきましたが、具体的にどんなことをすれば言語化能力を高めることができるのでしょうか?
藤巻滉平さんは4つの方法を教えてくれています。
自分の話す内容を録音してを聞く
自分の話を録音して聞くことで、自分の言葉のクセに気づくことができます。
藤巻滉平さんの場合は
「とはいえ」「たしかに」
これらはつい言ってしまうクセだそうです。
録音データを自分で聞いてみると、会話に必要のないクセに気づくことができます。
そのクセを理解したうえで、最終的に自分がどういうふうに伝えたいのかを考えていけば、言語化能力が高まっていくそうです。
動画を主体的に見て考える
「前提をすり合わせる」ためには、言葉の数を増やしていく必要があります。
そのために必要なのが「動画を主体的に見て考える」です。
ただ動画を流し見するのではなく
- 「この言葉の使い方いいな、自分も使ってみよう」
- 「自分だったらこう話すかな」
このように主体的に動画を見て考える
これで、言語化能力が高まります。
伝わる文章を作り読む
「これだったらちゃんと伝わる」と自分で思える文章を作ります。
その作った文章を読んでみる
それを繰り返していくと「こう伝えたら良い」という感覚がつかめてきます。
更に繰り返していけば、文章に書かなくても伝えられるようになってきます。
話し方のパターンを決める
PREP法を使うのも、言語化能力を高めるのに有効だと言います。
藤巻滉平さんの周りでも、話すのが上手い人はみんな「結論」から話すそうです。
個人的にも、話を始めるタイミングで「結論から言うと」と声に出してしまう。
もしくは心の中で「結論から言うと」と思う
それだけでも順序立てて話をしやすくなり、相手に伝わりやすくなると思っています。
まとめ
今回の記事では
藤巻滉平に学ぶ
- 言語化能力が高い人の特徴
- 言語化能力を高くする方法
ということについて書いてみました。
結論、言語化能力が高い人は
初めて見たもの、聞いたことに対してでも、その特徴をしっかり抽出して、わかりやすく相手に伝えることができる
ということがわかりました。
とても勉強になりましたし、藤巻滉平さんにはまたこういった動画を上げていってもらいたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!